「理科を苦手から得意に変えるために②」

移動型学習塾をやっています"学習塾ボタニカ"と申します。
こちらの記事では、学生の悩み相談や受験の情報発信していきます。
何か学生さんや保護者の方のヒントになればと思います。
 前回は、理科は実は4つの分野に分かれているということをお話ししました。その中でも、みなさんそれぞれ苦手な分野がある(あった)のではないでしょうか。例えば、物理の電気や熱の計算が苦手、化学の物質名や化学式を覚えるのが苦手等。しかし、その苦手についてよくよく考えていくと、実は分野そのものに対する苦手意識よりも、問題を解くうえで苦手なことというのが一貫していることに気が付くのではないでしょうか。
 
 私は、理科の苦手について大きく分けて以下の3種類あると考えています。

①計算が苦手
②専門用語の暗記が苦手
③現象の理解が苦手
 
①計算が苦手
計算式はちゃんと言えるのに、どこどの数値を当てはめてよいのかわからない、というのがこのタイプです。
例えば、オームの法則の式でV=RIという式を暗記することは出来てもVってなんだったけ?Rってグラフのどの数値?と混乱してしまうなどです。
 
②専門用語の暗記が苦手
理科に登場する専門用語は日常生活ではほとんど触れることがありません。フェノールフタレイン溶液はスーパーでは売っていませんし、調味料のボトルに塩化ナトリウムと書かれることもありません。全く聞いたことのない単語を覚えようとすると頭がフリーズする、なんて人もいるのではないでしょうか。
 
③現象の理解が苦手
温度が上がるとほとんどのものは膨張する、けど氷は…など、身近な現象をイメージしづらい人がいます。②では専門用語はほとんど日常で出会わない、と書きましたが、日々の生活の中に実はテストの解答に繋がってくる現象が潜んでいるのです。
 
 上記のように、苦手には大きく分けて3つの種類があると考えます。そこで、自分が主にどのタイプかということを考えていくと、理科を得意にするためのヒントが見えてきます。最後はこれらの苦手の克服方法について考えていきましょう。

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