有能感と自立性を養うために。
大阪で移動型学習塾をやっています学習塾"ボタニカ"と申します。
こちらの記事では、学生の悩み相談や受験の情報発信していきます。
何か学生さんや保護者の方のヒントになればと思います。
私どもの塾では普段から”少し頑張らないと達成できない目標”を子供達に提案するよう心がけています。
この考えの根本にはニつの意味が有ります。
一つは、人は基本的にサボってしまう傾向にあるということ。
課題が簡単過ぎた場合、力を抜いても良いと考え癖になってしまいます。
しかしもう一つ、それ以上に問題になるのが”学習が楽しくなくなってしまう”です。
では、学習を楽しい物にする為に私が考えている勉強が楽しくなるサイクルを紹介いたします。
それは、
目標を立てる→学習をする→目標を達成する→称賛(→次の目標へ)
と言って感じでしょうか。
①目標を立てる
子供自身が認識できる具体的な目標を立てます。
この時、教える側から一方的に提案する場合も有りますが、可能な限り子供と一緒に考えてあげましょう。
ここで一番注意して頂きたい事は、時間で目標を設定しないという事です。
時間で区切ってしまうとキリの悪いところで終わらせてしまったりします。単元の途中で学習を切り上げてしまうと、次回少し戻って学習し直しになるので大変効率が悪いですし、単元の完成度に対する意識が下がってしまいます。
「1時間勉強しようね」では無く「このページ、この問題までしようね」が良いでしょう。
また、「頑張ったらこの問題出来そうだよね!」のように期待を示してあげましょう。
期待を受けた方が達成感が良くなります。
②学習をする
ここでは付きっきりで教えるのでは無くなるべく自分で考えさせましょう。
どうしても分からない問題を自分で質問させる事で、何が問題なのかを意識できるようにしていきます。
③目標を達成する
なるべく正確に達成度を図りましょう、問題集なら厳し目に丸つけをするなどが良いでしょう。
④称賛
称賛はその都度してあげましょう。
テストの成績をとって褒める人も多いと思いますが、それは頑張って積み上げた結果でしか無く本来は過程に価値があります。
子供の頃は(大人になってもかもですが)そう言った考え方が出来無いので、結果ばかりを褒めてしまうと漠然と結果を追うことになってしまいます。
頑張った事はその場で褒めちぎってあげて下さい。
基本的に勉強とは面倒な反復練習の繰り返しです、人間が持っている”好奇心”や”創造力”のような内発的な動機はこの”退屈さ”によって阻害されてしまいます。
ですので、大人は子供にとって「自分を理解してくれて、先の課題を示すことが出来る経験を有し、褒めてもらいたい』魅力的な存在でいれたらとても素敵だと考えております。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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