粘り強さを養うには②
大阪で移動型学習塾をやっています学習塾"ボタニカ"と申します。
こちらの記事では、学生の悩み相談や受験の情報発信していきます。
何か学生さんや保護者の方のヒントになればと思います。
② 私の能力は努力によって伸びる。
③ 私はこれを成功させることができる。
これに関しては本からの引用ではなく私個人の実体験を元に考えを書かせて頂こうと思います。
皆さんは“魔女の宅急便”というアニメ映画を見られたことがあるでしょうか?
新米魔女のキキが親元を離れて独り立ちの旅に出て、行き着いた街の人々と関わり成長していく物語です。
この話の中でスランプに陥ったキキが友人の絵描きの家に遊びにいくシーンの会話で“魔女の血”“絵描きの血”といった表現が出てきます。
子供の頃このシーンは自分にとって希望の灯のようでした。
と、いうのも私は中学卒業まで成績がとても悪く、そんな私が受験勉強を始めようとしても9年間さぼり倒した自分に何が出来るのだろう?という不安でいっぱいでした。
少し余談なのですが、私の両親は二人共旧帝大の出身で留学経験が有り、兄は学区1の高校の理数科(特進科)に在籍していました。私はいわゆるエリート一家の出来損ないだったのです。
ずっと、何で自分は勉強が出来ないのだろうと悩んでいました。いや、最終的には悩むことにも疲れ、思考を停止させていたのだと思います
そんな中耳に入ってきたのが“魔女の血”というフレーズでした。
当時の自分にはこのフレーズがとてもポジティブに聞こえたのでしょう、「何でこの家族で自分だけ勉強できないのだろう」→「この両親の“血”を貰ったのだから勉強出来ない訳がない」と考えが180度変わったのです。
不思議なもので、出来ないと考えている時には手に付かなかった勉強が、出来ない訳がないと思った途端に自分が努力をする価値の有る場になったのです。
以前のブログにも書きましたが、自分の能力の最大値は日本の最高学位まで含まれているはずだと考えることが出来たのです。
これは今でも自身の考えの根本に有り、少し傲慢ですが「他の人が出来る事は、必要なパワーと時間をかければ自分も達成出来る」と考えています。
話を纏めましょう。
学校の学習内容は勤勉に取り組めば誰にでも出来る内容です。
しかし、成績は人によって違いますよね?同じ授業を受けているにも関わらず。
成績の差は帰宅後の学習量と質によって生まれます。
この差の原因は学習に対する「有能感」の不足なのです。
「有能感」とは粘り強い心・挑戦する心の栄養のようなものです。
子供達に「勉強をしなさい!」「次のテストで何点取りなさい!」という前に、
「あなたには成し遂げる力があり、練習することによって成長しているんだよ」というメッセージを伝えてみて下さい。
今回の例に挙げているような根拠のない自信でも良いのです、要は子供の中で真実になれば強い武器になります。
もう少し具体的な方法としては、
子供の達成出来る短期的な目標を提案し続けることで「有能感」と「自立性」を養うことが出来ます。
次回はそのお話を。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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