粘り強さを養う為には①

大阪で移動型学習塾をやっています学習塾"ボタニカ"と申します。
こちらの記事では、受験生の悩み相談や受験の情報発信していきます。
何か学生さんや保護者の方のヒントになればと思います。

学習習慣の安定には

「学習のための粘り強さ」=「失敗から立ち直る能力」

が必要である。
教育者や保護者が、これを子供達に発揮させるのに有効なアプローチ要素は以下の4点である。
 
① 私はこの学校に所属している。   
② 私の能力は努力によって伸びる。   
③ 私はこれを成功させることができる。   
④ この勉強は私にとって価値がある。
 
今回は要素が多いので
一つ一つ別のブログ記事にしていきます。
 
① 私はこの学校に所属している。  
 
皆さんは学校が好きでしたか?
日本の公教育は9年間ほぼ同じメンバー、環境で行われます。
その中で良い友達や良い先生に出会って居心地の良い環境になる場合が沢山あります。
なので、さっきの質問に対して肯定的な返答を返す大人は一定数います。
しかし、最初から学校が楽しかった人がどれだけいるでしょうか?
 
私自身、幼稚園に行っていなかったこともあり他人との距離の取り方が苦手でした。
と・言うか、こいつらは自分に敵意があるのではないか?と考えながら学校に通っていました。
こういった性質は3歳までの家庭環境などでほぼ決まるという研究結果が出ています。
つまり、
それ以降は身の回りの環境やセルフマネージメントでうまく付き合っていくことになるのです。
 
ここで本題に戻ります。
私はこの学校に所属している、という感覚は先ず子供達のそういったバリアーを解いてあげることが出来ていますか?ということです。
いくら教育熱心な親御さんでも、いくら質の高い授業を行う講師でも、そもそも子供に壁を作られてしまっていたら何の意味もありません。
”帰属意識”自分は属している環境(学校、クラス、家庭、地域社会等)に存在を認められている、自分は環境に歓迎され価値を認められている、という意識を持ってもらうことによって壁が無くなって行くのです。
 
なので、大人は子供達に”ここにはあなたの居場所が有る””この人の話を聞きたい”と思える関係を作ること(若しくは、今の関係に問題が無いのか客観的に見て改善していくこと)を意識して接して行くことが必要なのです。
 
今回は学習を進める上でベースとなる人間関係の話を書きました。
正直、人間関係が確立している場合と、していない場合では同じ内容の授業をしても全然違う結果となります。
もしお子様に勉強して欲しい・成績をあげたいと思うのなら、
先ずは、安定した人間関係を構築していきましょう。
 

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